読んだ本の数:26冊 読んだページ数:4998ページ ナイス数:332ナイス
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)最初は読書家へのウケ狙いで書かれた本かと思ったが、第2話、第3話と読み進めるにうちにどんどんおもしろくなっていった。1話完結で古書にまつわる謎を解き明かしていく形式だが、気がつけばいつのまにかストーリー全体が動き出し、最終話ですべてがつながる。実によく考えられたストーリー構成だ。特に感心したのは、第2話ラストの志田の忠告。まさかあの言葉が、ああいう形で主人公に跳ね返ってくるとは。これには見事に虚をつかれた。「古書店の人間に必要なのは市場価値の知識」には納得。知らなかった本や古書店の知識が増えるのも嬉しい。読了日:06月29日 著者:
三上 延アド・アストラ 2 ─スキピオとハンニバル─ (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)最初はオカルト的なカリスマ性の持ち主だったハンニバルが、ずいぶんと人間らしくなってきて良し。スキピオが即座に相手の戦法を逆用し、味方を絶滅の危機から救うところは、これぞまさにスキピオと思わせるエピソードで、未来の名将の片鱗をうかがわせる。きれいなガイウスと汚いガイウスには笑った。ストーリーの合間にギャグを挟む余地が出てきて、作品全体にゆとりと奥行きが増したように思える。難点は、スキピオの性格設定に揺れが見られることか。ハンニバルのイメージが鋼鉄の偉人で定着し始めたのに対し、スキピオはまだ模索中という感じ。読了日:06月28日 著者:
カガノ ミハチアド・アストラ 1 ─スキピオとハンニバル─ (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)古代ローマの名将スキピオ・アフリカヌスが主人公という世にも稀な物語。 漫画らしくキャラを立たせる工夫をしながらも、史実を忠実に再現しようという意気込みが感じられる。ただ気になるのは、ハンニバルが人間的魅力に溢れたカリスマ将軍というよりも、まるで雷神バールの化身のように描かれていることだ。ハンニバルは天才だけれど、あくまで人間らしくいて欲しい。スキピオも初陣から洞察力がよすぎる。彼は経験を積むことで、天稟を発揮する人物だと思うので。とはいえ、第二次ポエニ戦争を題材にした漫画の存在は稀少なのでありがたい。読了日:06月27日 著者:
カガノ ミハチ陵子の心霊事件簿 (4) (フラワーコミックス)ラストはなんだか全部ポウに持ってかれた。ポウが生き返ったときはめっちゃ嬉しかったし、最後に消えてしまったときはめっちゃ悲しかったし。なんていうか、動物って偉大だよね。そうそう。子供の頃に初めてこの漫画を読んだとき、「12」という数字の持つ意味に非常に感銘を受けたのを覚えてる。実際にそういう意味があるのかどうかは知らないけれど、漫画家さんっていろいろとよく考えてると感心する。最後はわりとあっけなかった気もするけど、最初から最後までテンポよくさくさく読めておもしろかった。読了日:06月23日 著者:
篠原 千絵君に届け 16 (マーガレットコミックス)風早めっ。なに爽子ちゃんを泣かせてるんだ…!! これまでは爽子ちゃんが原因でギクシャクすることのあった二人だったけど、今回は風早が原因でうまくいかなくなってる。せっかく両想いになったのに、片思いのときよりも距離を感じるクリスマスなんて可哀想すぎるよ〜。この巻で風早のイメージがちょっとダウンした代わりに、お株急上昇中なのがケント。こいつ、本当にオトコマエだな。あかねちゃんが爽子ちゃんに心情を吐露するシーンでは泣いた。おまけ漫画にヤマザキマリさんの寄稿があってビックリ&爆笑。理想のおくてなローマ人…!!(笑)読了日:06月22日 著者:
椎名 軽穂君に届け 15 (マーガレットコミックス)泣いた。ちづと龍に泣いた。龍との関係が壊れそうで不安になってるちづの気持ちとか、ちづを大切に思ってるからこそ新しく始めたがってる龍の気持ちとか、何よりもふたりの幼い頃のエピソードに泣いた。龍って不器用だなぁ。だけどちづが傍にいたから、救われてきたところがあるんだね。どんな形であれ、ふたりがもう一度きちんと向き合って、新しい関係を築いていってくれることを切望。このふたり、本当にお互いのことを大切に思ってるもんね。あやねちゃんはケントを意識し始めた。ケントは本当にイイ男だ。ケントガールズの気持ちがわかるよ♪読了日:06月21日 著者:
椎名 軽穂君に届け 14 (マーガレットコミックス)なんかそれぞれの関係が微妙に変化し始めてる! そっかー。あやねちゃんの本命は、ピンじゃなくてケントだったか〜。そうだよね。いくらなんでもピンが相手じゃ可哀想だよね。(^^;; それにやっぱりピン先生は、みんなの先生でいなくっちゃ。ピンってばあんな性格だけど、割とみんなのことをちゃんと見てくれてると思うんだ。爽子&風早も、ちづ&龍も、それぞれに次の段階に向けて足を踏み出した感じかな。ちづと龍にはいつまでも仲良くしていてもらいたいけど、さて、どうなる?読了日:06月20日 著者:
椎名 軽穂陵子の心霊事件簿 (3) (フラワーコミックス)キスで霊能力アップというところがなんとも。(^^;; 危機を脱するためとはいえ、片方が霊体とはいえ、ちょっとキスしすぎだよ〜。拓の妹さんは好きだなぁ。豪快な性格がカッコイイ♪ でっかいバイクを乗り回していて、あれで高校生とか信じられない。何度も事故を起こしてるそうだが、停学とか退学になったりはしないんだろうか。陵子の兄ちゃんは名探偵コナンの小五郎なみに気絶させられてるな。そろそろ命が心配だ。余計なことばかり気になってるが、ラストで拓が自分の体を取り戻すことより陵子を優先させたのはカッコよかった。読了日:06月20日 著者:
篠原 千絵陵子の心霊事件簿 (2) (ちゃおフラワーコミックス)話がいきなりスケールアップした。強大で邪悪な霊が主人公を狙っているとか、割と当時ありがちなパターンだったんだけど、私はどうもこのパターンが好きじゃない。なんでわざわざ主人公達を狙うかなと思ってしまう。ふたりが邪悪な霊を消滅させる力を持っているんだとしても、相手がこっち(邪悪な霊)の存在に気づいていないんだから放っておけばいいのに。それにポウが元恋人より陵子ちゃんを選ぶのも、この時点ではちょっと早すぎる。お互いに惹かれ合っている描写が少ないなあ。まあ、恋愛ではなく心霊メインの話だから仕方ないけど。(^^;;読了日:06月19日 著者:
篠原 千絵君に届け 13 (マーガレットコミックス)ちづが龍のことを意識し始めた! てか、ちづちゃん、いくらなんでも腕相撲強すぎでしょ(笑)。あやねの相手はピンかと思ってたら、なんかケントといい感じ?とか思ったら、いきなり彼氏ができちゃった。でも、長続きしなさそう。彼氏、好青年っぽいので、あやねちゃんにフラれたらちょっと可哀想だな〜。マルの顔つきが凶暴で笑った。風早の父ちゃんは強面でおもしろかった。風早くんは、本当に普通の家庭に育った普通の男の子って感じでいいね。いや、風早くん、普通の男の子にしては性格よすぎだけれども。次巻では、ついに龍くんモテモテか!?読了日:06月19日 著者:
椎名 軽穂テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス)初読時は急いでいたため斜め読みしてしまい、内容をよく覚えていなかったうえに、読メに登録し忘れていたので再読。山賊に敢然と立ち向かっていくルシウスの論法がおもしろい。第一巻では平たい顔族の風呂文化に感銘を受け、ただそれらを模倣するだけだったルシウスが、この巻ではそこに自分のアイデアを足したり、逆に平たい顔族の技師に影響を与えたりと、何気に風呂技師として成長している姿が見られる。ルシウスを見ていると、自分の仕事に情熱と誇りを持った職人さんっていいなと思う。読了日:06月18日 著者:
ヤマザキマリ陵子の心霊事件簿 (1) (ちゃおフラワーコミックス)友人に借りて再読。本誌連載中に読んだのが、もう20年以上前になるのか。さすがに絵柄やストーリーに古さを感じるが、懐かしの漫画として十分に楽しめた。なんといってもポウが可愛い。動物好きには、猫(中身は人間だけど)が活躍する物語はたまらない。陵子の兄が眼鏡を取ってポウ仕様になるとイケメンすぎる。読了日:06月16日 著者:
篠原 千絵君に届け 12 (マーガレットコミックス)うわー。今どきこんなピュアな高校生のカップルなんているんだろうか。手をつなぐだけでドキドキ。恋に対してどこまでも純粋に、ささやかなことを大切に丁寧に描いているからこそ、この漫画がたくさんの人に支持されてるんだろうなぁ。しかし見ているこっちのほうが恥ずかしくなるよ。爽パパいいね! おもしろすぎる、爽パパ。ちょっと溺愛しすぎだけど(笑)。ちづ&あやねの出会い話もおもしろかった。ふたりが打ち解けていく過程に、何気なく爽子が関わってるのがいい。こういう過去話が織り込まれるのって、長編漫画の特権だね。読了日:06月14日 著者:
椎名 軽穂君に届け 11 (マーガレットコミックス)とうとうやって来たよ、あやね&ピンが! これまで何気なく(?)前振りはあったけど、あまりのピンのアホさ加減に、「やっぱりピンに恋愛ないか」と思い始めた矢先にこれか。なんか急にピンが大人な男になってちょっとさびしいなー。以前のアホでウザいピンもよかったんだけどなー。過激派やくるみちゃんにフォローを入れるあやねちゃん、本当に優しい子だ。ちづが龍のいいところを数え上げるシーンが好き。龍くんの笑顔ナイス。主役ふたりは一気に糖度が増し、初デートはらぶらぶ♪ 親孝行で料理と裁縫が得意な爽子は、ある意味最強な気がする。読了日:06月13日 著者:
椎名 軽穂君に届け 10 (マーガレットコミックス)とうとう爽子ちゃんが告白した…! この漫画のいいところは、まわりに援助をもらいながらも、最後はきちんと自分の力で問題を解決していくところだね。みんな助けてくれるけど、大事なところはきちんとわきまえているというか、でしゃばりすぎないところがいい。あと、女の子同士の問題に、男子が口を挟まないところもいい。爽子ちゃんのピンチに出てくるのが風早くんではなく、ちづや矢野ちんやくるみちゃんなのがいい。それにしてもくるみちゃんの啖呵って、いつ聞いてもかっこいいわ〜♪読了日:06月13日 著者:
椎名 軽穂君に届け 9 (マーガレットコミックス)今回は、ちづと龍がカッコイイ! チャラ男が登場してから、ピンのウザさがちょっとマシになっている。代わりにチャラ男がウザい〜。でも、なんか嫌いになれないよ、このキャラ。きっと彼にはまったく悪気がないからなんだろうね。でも、くるみちゃんにビンタされた時は、ちょっとスカッとした。くるみちゃん、本当にオトコマエだなぁ。かっこよくて惚れそう♪ しかしものすごくドキドキするところで続いた。爽子ちゃんの気持ちが今度こそ、風早くんに届きますように…!!読了日:06月12日 著者:
椎名 軽穂君に届け 8 (8) (マーガレットコミックス)今までになく爽子ちゃんと風早の距離が遠い。でもこの距離感は恋の距離感なんだなぁ。裏を返せばお互いに意識し合ってるってことだから、案外悪くないのかもしれない。しかし両想いなのがわかっているのに、ここまで話を引き延ばせるなんてすごい。恋のもどかしさを丁寧に描いている印象。そしてここに来てようやくピンが、ほんの少しだけかっこよく見えた。だけどそれとは比較にならないほど、やのちんがかっこよかった。ちづのお願いをあっさり却下する龍も相変わらずいいキャラ! ケントはおもしろすぎる。嫌いじゃないよ、このチャラ男(笑)。読了日:06月12日 著者:
椎名 軽穂罪悪法律は罪を裁くためにあるのではなく、法を守らせるために存在する。弁護士である著者は、これまでに携わってきたさまざまな犯罪を通して、きっとこのことを身に沁みて感じるようになったのだろう。悪が裁かれるのではない。罪が裁かれるのではない。裁かれるのは、“ヒト”が作った法を犯した者なのだ。全編を通して「罪悪とはなにか?」を問いかけているが、特に「ふるさと祭り」と「清算」でこのことを強く意識させられた。前作に引き続き、「一番の知恵者はだれか?」と思わせられる展開の「鍵」と「秘密」は、著者の得意分野なのだろう。読了日:06月12日 著者:
フェルディナント・フォン・シーラッハ君に届け 7 (マーガレットコミックス)行事イベント目白押しの第7巻。初詣のときの爽子ちゃん、めっちゃ可愛いなぁ〜。お互いにこれだけ意識しているのに、どうして相手が自分のことを好きだってわからないのかしら? それに脇役のジョーと高橋さんが、何気にいい味を出している。久々に登場のくるみちゃんはやっぱり可愛い♪ そしてラストに出てきた新キャラっぽいイケメンが気になる。でも、主役ふたりがあれだけラブラブなんだから、今さら恋のさやあてはいらないぞ〜。読了日:06月11日 著者:
椎名 軽穂君に届け 6 (マーガレットコミックス)いいなぁ、いいなぁ。ちづ&龍、好きだなぁ。龍くんって何気に人の気持ちに敏感だよね。「ちーには龍のが似合うよ」と言う徹に、「俺もそう思うんだ」とか、ちづに「なぐさめてやろっか」なんてセリフをさらりと言ってしまえるところがすごい。龍くんになぐさめられているちづちゃんを見て、「おまえら、もうくっついちまえよ!」って思った。爽子&風早といい、はたから見たらお似合い以外の何者でもないのに、なんでこいつらくっつかないんだ。ところでこの巻のラストで、ようやく主人公ふたりに話が戻ってきた。爽子パパ、おもしろすぎる。読了日:06月08日 著者:
椎名 軽穂君に届け 5 (マーガレットコミックス)くるみちゃん、カッコいいなぁ。風早くんへの告白シーン、惚れ惚れしちゃったよ…。龍くんは可愛くてかっこいくて、やっぱりおいしいキャラだ。なんてったって、彼の犬好きっぷりぐあいがたまらない。ピンはウザいけどおもしろいよ。好きだよ、このキャラ。実際にこんな先生がいたら嫌だけど。(^^;; くるみちゃん編が終了して、ストーリー展開が主役ふたりから脇役へと移ってきた。龍の兄ちゃんがカッコよすぎてドキドキする〜♪ 次巻は大好きなちづ&龍くんのお話になりそう。読了日:06月08日 著者:
椎名 軽穂君に届け 4 (マーガレットコミックス)くるみちゃんが可愛い! 最初はなんて可愛げがない子なんだと思ったけど、本性が現れ始めたところから、めっちゃ可愛くなった。本当に風早くんのことが好きなんだなぁ。ラストで泣いたよ。そして龍くんがますますかっこよくなってる。「千鶴ひとすじ」なんて臆面もなく言い切るところがいい。風早くんはますます普通の男の子っぽくなっていて、ピンがさらにウザさ万倍(笑)。読了日:06月07日 著者:
椎名 軽穂君に届け 3 (マーガレットコミックス)くるみちゃん、前巻でちょこちょこと姿が見え隠れしていたけれども、これまたずいぶんとしたたかな子だな〜。誰からも好かれるキャラを完璧に演じてる。一部通用しない相手もいるようだけれども。まわりくどい手をつかいながら、でも確実に主人公ふたりの恋路を邪魔しようとしているね。これまた爽子ちゃんにはあんまり通じていないみたいだけれども。龍はますますナイスなキャラに! ピンはますますウザイキャラに!!(笑) ちづ&龍がどうなるのかも気になるけれども、今後あやね&ピンなんて展開があるのかどうかも気になる!読了日:06月07日 著者:
椎名 軽穂君に届け 2 (マーガレットコミックス (4094))今巻はめちゃめちゃおもしろかった! 私はやっぱり恋愛より友情もののほうが好きだ。風早くんは、出しゃばりすぎないところがいい。なんでもかんでも爽子ちゃんを助けようとするんじゃなくて、うしろで支えてくれてるところがいい。相手がたとえ好きな子でも、横から手を出すのではなく、本人が頑張らないといけないことをわかってるところがいい! なんかもう、みんなみんな青春してていいなぁ。そしてやっぱり龍くんはおいしいキャラだった。でも、それ以上にピンがおいしすぎる(笑)。ちっちゃいおじさん…!!読了日:06月06日 著者:
椎名 軽穂君に届け 1 (マーガレットコミックス (4061))この手の恋愛青春漫画は久しぶりでドキドキした。いいなぁ。爽子ちゃん、かわいいなぁ。風早くん、ホントにいい人…! 風早くんの設定が、顔よし頭よしスポーツよしの万能キャラじゃなくて、めちゃめちゃ性格がよくて人望は厚いけど、その他はどこにでもいる普通の男の子なのがいい。なんか身近に感じられる。あと、矢野さんと吉田さんナイス。龍くんは、これから凄くおいしいキャラになる気がする! 読み切りエピソードの最後、「君に届け」と願っているのが、爽子ちゃんだけではなく、風早くんもだったのが、うまく読者を裏切っててよかった。読了日:06月06日 著者:
椎名 軽穂テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)熱血お風呂漫画、4冊目にして少々パターンに変化あり。これまでタイムスリップを繰り返していたルシウスが、とうとう古代ローマに帰れなくなった!? 仕方なく温泉宿で働き始めたルシウス。現代科学に興味を持ち始めたルシウス。相変わらず笑えるシーンが満載で、特に電気を雷に例えて説明するところがおもしろい。ハナコ最高。新キャラ、さつきちゃんもいい味だしてる。美人なのに古代ローマおたくで変人なところがめっちゃナイス! それにしても、この時代にすでに雷に科学的考察を加えていたとは古代人恐るべし。読了日:06月02日 著者:
ヤマザキ マリ2012年6月の読書メーターまとめ詳細読書メーター